人工肘関節について

手術から退院まで

手術開始

まず、手術中の出血予防として駆血帯(タニケット)が二の腕に巻かれます。そして、皮膚を切開します。骨がすべて見える状態になったら、専用の器具を使って損傷のある部分を取り除き、人工関節に合わせて骨の形を整えます。
骨の切除が終わると人工関節を骨に固定します。肘のまわりにある靱帯を調整し、十分に機能することを確かめてから縫合します。
創にたまった血液を外へ流し出すために、専用の排液管(ドレーン)を傷口に挿入します。その後、傷口を滅菌ガーゼでおおい、包帯を巻いて帰室します。
片肘の人工肘関節置換術にかかる時間はおよそ2~4時間で、患者さん毎の状況によって変わります。

手術後

麻酔が覚めてくると、ゆっくりと意識が回復してきます。看護師が適宜、血圧や体温、手・指の動きなどをチェックします。
また、手術直後の痛みを取り除くため、痛み止めのくすりや症状によっては麻酔を使用します。

手術から退院までの一般的な流れを記載していますが、施設によって内容や呼び名が変わります。

リハビリテーション

人工肘関節周囲の筋肉を強化し、可動域を回復させるために、徐々にリハビリテーションを始めます。
また、理学療法士が最適な運動をおこなう手助けをしてくれます。いずれも日常生活への復帰を目的とした内容になります。

退院

回復が十分であると医師が判断したら、まもなく退院することができます。通常、退院する前に包帯を外して抜糸します。

輸血について

手術中および手術後には、輸血を必要とする可能性があります。
最近では、手術の前に自分の血液を採っておき、手術後に輸血する方法(自じこ己血けつ輸血)や、手術中に出血した血液を専用の器械でろ過して体内に戻す方法(回収血輸血)などをとる場合もあります。

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