保存療法からのスタート
田村 祥子さんが膝痛治療を開始したのは、今から7年前の77歳のときです。
狭心症を患い、血管を広げるステント手術も経験していた祥子さんにとって、膝痛は当初、さほど恐ろしいものではありませんでした。
痛みを和らげようと自宅から近い整形外科医院で温熱療法を開始し、様子をみる日々が続きます。
しかし膝痛は加齢に伴いじわじわと悪化し、とうとう週に1回のヒアルロン酸注射へと治療内容を本格化させることになりました。
3年間、そして
週に1回のヒアルロン酸注射は、効果を長期的に維持させるため2週間に1回となり、
最終的には1ヶ月に1回のペースとなりました。
しかし、関節内注射治療には個人差があり、残念ながら田村さんの場合には、その効力を永く維持することはできませんでした。
以前までは注射後に軽くなっていた痛みが、3年後にはすぐさま忍び寄るようになり、ついには「先生、ありがとうございました」と病院の外へ出る前にすでに痛みがぶり返していた、と当時のことを振り返ります。
寝たきりの不安
元々外へ出かけるのが大好きで、買物や旅行などの外出が主だった生活は、痛みとの4年間で段々と制限されるようになってしまいました。
ご主人とお二人の生活で、毎日思わず口をついて出てしまうのは「痛い、
痛い」という言葉。外出前には必ず痛み止めを飲み、
一時的に痛みを押さえ込んでいましたが、それも限界を迎えていました。
「このままでは寝たきりになってしまうかもしれない」、と不安に苛まれるようになった頃、 整形外科医院から総合病院で人工関節置換術の手術を受けてはどうかと勧められます。