メニュー

患者さんストーリー

もう少し早く手術しておけば・・・

この記事の患者さん

ひざ関節

田村 祥子さん (仮名)
東京都在住 
84歳、自営業手伝い

病名 変形性膝関節症(両足)

治療法 人工膝関節置換術(両足)

この記事の目次

02 手術、そしてリハビリテーション

ご主人の存在

紹介された病院での診断の日には、祥子さんひとりでは心配だからと息子さんが付き添いました。祥子さんの病名は変形性膝関節症(へんけいせいしつかんせつしょう)で、診断にあたった医師から、やはり人工関節置換術を勧められます。息子さんは手術に賛成してくれましたが、狭心症や年齢のことで迷いのあった祥子さんにとって、決め手となったのは心臓病を患い数年前にペースメーカー植込手術を受けたご主人の存在だったといいます。「世話をできるのは自分しかいない」、「負けてなるものか」という強い思いが背中を押しました。

手術、そしてリハビリテーション

その後、診断にあたった医師執刀の下、2007年4月に、まずは痛みの強い右足から人工関節置換術を行い成功、半年後の10月に左足も手術し同様に成功を収めます。
ただし、手術当時83歳だった祥子さんにとって、手術翌日から開始したリハビリは楽なものではありませんでした。しかし、一生懸命にリハビリテーションを続けていくと、効果はしっかりと現れ、退院時には膝を120度曲げられるようになっていました。
60歳代の患者さんが、同じ手術を受けて2~3週間で退院していく中、祥子さんは大事を取って35日間ずつ、ゆっくりと入院し、毎日リハビリテーションに励む生活を続けました。

家族の支え

退院翌日から家事をこなし、お料理も作ってしまうほど回復した祥子さんでしたが、退院後の2ヶ月間は息子さん夫婦が大きな支えとなったそうです。
リハビリテーションも欠かさず通ったし、あのとき頑張ったからこうやって今はこんなに歩けるんだと思う。リハビリは本当に大事。これから手術を受ける人にそう伝えたい」と、今でも毎日欠かさず就寝前に膝の屈伸運動を続けている祥子さんは繰り返します。

03 予想外に低かった医療費

この記事の目次

記事の一覧へ

ページの先頭へもどる

PageTop