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患者さんストーリー

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最初に人工膝関節の手術をしたのはいつですか?

人工膝関節にすれば登山ができるようになる

左膝を人工膝関節にしたのは、6年ほど前です。若いころから、3度の食事よりゴルフが好き…。毎週のようにコースに出ていました。膝を酷使しすぎたのでしょうか、50歳を過ぎたころから痛みが出てきて、我慢できなくなりました。関節リウマチを患っているので、近所の整形外科に通っていたのですが、ある時、新聞に人工関節の記事が大きく出たのを読みました。膝を壊した人でも、人工膝関節にすれば登山ができるようになるという内容でしたが、私もこの先生に診てもらいたいと思ったのです。すぐに電話をしました。そして、左膝の人工膝関節置換術を受けました。おかげさまで、手術後はまたゴルフ三昧の日々を過ごしていました。

再置換術を受けることになったきっかけは?

滑って転んで骨折…

再置換術前の榎本さんの膝の様子
(正面:左、側面:右)

ところが、2年前の雪の日、ハイヒールで氷ついた横断歩道を渡っていたのですが、信号が点滅し始めたのであわてて急ぎ足になったとたん、足を取られて滑ってしまいました。一瞬、深く正座をする姿勢になってしまったのです。その時は、恥ずかしかったのと、どこも痛くなかったので、何事もなかったかのようにその場を去りました。特に外傷も違和感もなく、次の日もゴルフに行きましたが、どうも調子が出ません。いつもなら負けるはずのない、年配の方よりもスコアが伸びないので、悔しい思いをしました。2,3日後、定期検診で主治医の診察を受けました。レントゲンを撮ったのですが、なんと人工膝関節を入れたほうの骨が1本つぶれていたことが分かりました。

そのときはどんな思いでしたか?

再置換術をすれば、またゴルフができますか?

「エーッ! 骨が折れていたの?」、「どうすればいい?」、「ゴルフができなくなるの?」、唖然としている私に先生がいわれたのは、「再置換術して人工膝関節を入れ直すしかないですね」。入れ替えることができると聞いて、うれしかったのを覚えています。「再置換術をすれば、またゴルフができますか?」という私に、先生は「あまり無理をしなければ、できるようになるでしょう」。「ゴルフができるように元通りになるのであれば、ぜひ再置換術をしてください」、私は迷うことなく先生に頼みました。

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