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患者さんストーリー

自分が元気でなければ、介護はできません。休憩なしで台所に立てるようになりました。

ひざ関節

猿橋 正子さん

猿橋 正子さん
奈良県在住 
59歳(手術を受けた年齢

病名 変形性膝関節症(両足)

治療法 人工膝関節置換術

この記事の目次

01 つらいひざの痛みの日々

入院中のお父様のお世話をしながら、リハビリを兼ねてスポーツジムにも元気に通う猿橋さん。手術前までは近所のポストに葉書を投函するのにも車が必要だった、そんなことが信じられないほど軽い足取りです。
「ひざの痛みに悩まされることなく、父の病院にも通えるようになりました」と笑顔で語る猿橋正子さんに、お話を伺いました。

ひざの痛みと親の介護が重なって
猿橋さんがお住まいの奈良県生駒市。山に囲まれた街は坂道も多い

猿橋さんがお住まいの奈良県生駒市。山に囲まれた街は坂道も多い

10年ほど前、最初は右ひざが痛くなりました。そこで2000年春、当時住んでいた東京の病院で診てもらったところ、変形性膝関節症と診断されたのです。けれども治療の注射がひざの痛み以上につらく、その後は病院に行かずに我慢していました。

日常生活に支障をきたすほど痛みが増してきたのは東京から奈良に戻ってきた頃で、5、6年前からです。ゴルフのときも午前中はふつうに回れても、午後になると歩くのがきつくなり、後半のスコアはボロボロでした(笑)。主人のかかりつけの病院の整形外科で診てもらうと、「両ひざとも半月板がありません」と……。そのときから隔週で注射を打ち、痛み止めの薬を服用するようになりました。

悪いことは重なるもので、ひざの悪化と時を同じくして親の介護が始まってしまったのです。私も主人も一人っ子ですから、いずれは4人の親を看るつもりでした。しかし、義母の入院中に父が脳梗塞を発症、やっとリハビリに入ったかと思ったら今度は義父が入院と、2カ所の病院を掛け持ちで通うような日々が続きました。奈良から親たちが暮らす田舎までは車で3時間ほどかかり、私自身の通院はままならない状況に。ひざは、痛み止めを飲まなければ歩けないほどになっていました。

つえは使いたくない。なるべく歩きたくない。買い物でスーパーに行ってもカートに支えてもらう感じです。車を使っても、降りるときの一歩がつらい。やっと車外に出ても、しばらくは車体に寄りかかって固まっていましたね(笑)。

02 手術を受ける決心から手術後まで

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