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患者さんストーリー

麻酔が怖くて手術をためらっていた期間がもったいない!と思えるほど元気を取り戻しました。

この記事の患者さん

ひざ関節

酒井 真智子さん

酒井 真智子さん
愛知県在住 
56歳(手術を受けた年齢)

病名 変形性膝関節症(両足)

治療法 人工膝関節置換術

この記事の目次

03 手術後の生活について

痛みを我慢している期間がもったいない!だから反対側(左ひざ)は即手術

今思えば、最初の1年間、ただ痛みに耐えていた期間は、もったいないことをしたなあと感じています。もっと早く勇気を出せばよかった。昨年、初孫が生まれたのですが、もしあのまま過ごしていたら、今頃は車いすの生活で、抱き上げてあげたくてもできなかっただろうと思うと、本当に元気に立って歩ける今が幸せです。

左:眞智子さん作のトールペイント 右:父・水野為年さん作

実は右脚を手術してから1年が過ぎて、今度は左脚にも痛みが出たんですが、その時はすぐに手術を決意しました。当時町内会長をしていた主人が「任期が終わって時間に余裕のできる春まで待ってほしい」と言うのを「そんなに待っていられない!」と振り切って、自分で先生のところに行って手術の日程まで決めてきたんですよ(笑)。息子にも「今回は全然体重が落ちないね。この違いは何?」と笑われました。

やはり右脚の手術のあと、「もっと早く手術しておけばよかった」と感じたのが大きかったんですね。「またひざが曲がって固まってしまう前に先生に相談しておけばもっとよかっただろうに」と思わずにすむように、左脚も一刻も早く手術したかったんです。

手術後の生活は、布団で寝ていたのをベッドに変えたことや、浴室の椅子を高いものに変えたこと、転ばないように動作を少しゆっくりめにしていること以外は全くもとの通り。趣味のハワイアンキルトは以前は座卓に正座で作っていましたが、今はテーブルと椅子に場所を変えて続けています。ひざが痛くなる前はきれいに整えていた庭が、この2年間で少し寂しくなってしまったので、ガーデニングも再開したいですね。

痛みと不安で暗い気持ちで過ごしていたあの頃と比べると、本当に楽しい日々です。手術してくださった先生には本当に、人生の軌道修正をしていただいた思いですね。

>酒井 真智子さん/父・水野為年さん/妹・水野眞理子さん

担当ドクターからのひと言

ひざの痛みには波があるため、何年も我慢して、ついには生活できないところまで来てしまってから病院を訪れる方もいらっしゃいます。そんな中では、酒井さんは早く来院していただけたほうでした。手術時に56歳とお若かったので、筋力がしっかりしていて回復も順調でした。


手術前はみなさん不安です。医師としては、どんな治療をするのかをしっかりご説明することで、「分からないから怖い」という気持ちが少しでも和らげばと思っています。その結果、酒井さんのように手術を決断されて、「よかった」と言っていただけると医師冥利に尽きますね。


ガーデニングを再開されたいとのことですが、実際、畑仕事をすることでひざの曲がりがよくなっていく方もいらっしゃいます。無理のないように、椅子に座って行うなどしていただければ、と思っています。

01 手術を受けるまで

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