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専門医インタビュー

手術用ナビゲーションシステム導入で、より安全で正確な人工膝関節置換術を!

この記事の専門医

末広 昌嗣 先生
  • 末広 昌嗣 先生
  • 長崎掖済会病院 院長
  • 095-824-0610

長崎県

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日本整形外科学会専門医、日本整形外科学会認定スポーツ医、日本整形外科学会認定リウマチ医、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本整形外科学会認定リハビリテーション医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本リウマチ学会専門医、日本リウマチ財団登録医

この記事の目次

入院生活やリハビリはどのような感じですか?

歩行器と階段昇降

歩行器と階段昇降

術後2~3週間は一般の病棟で過ごし、その後、地域包括ケア病棟に移って1か月ほどリハビリなどを行います。すべての入院期間を合わせると長くても2か月半程度ということになります。
手術直後は、膝の筋力が低下していることもあり、人工膝関節を重いと感じたり、違和感を持ったりする方もいますが、少しずつ慣れていきますので心配はいりません。
術後2日目から、少しずつリハビリをスタートし、歩けるようになったら毎日午前中リハビリルームでの訓練に取り組んでいきます。リハビリルームでは、平行棒や歩行器などを使って、少しずつ歩く訓練を行っていきます。人工関節に慣れ、健康的な体を取り戻すためには、術後のリハビリが非常に大きなポイントとなります。

退院後の通院や注意点について教えてください。

退院する頃には人工膝関節にも慣れ、歩行など問題なくできる状態になっていると考えられます。
手術を受けた多くの方から、退院時に「痛みがすっかりなくなった!」という喜びの声を頂きます。退院後は、手術を受けて3か月後、半年後と定期的に受診いただき術後の経過を確認します。
日常生活に戻られてからは、転倒したり、激しい運動や膝に負担がかかるような事をしたりしなければ、問題はありません。
慣れれば、立ったり歩いたりといった日常生活が楽になるだけでなく、軽いスポーツをすることも可能になります。
多くの方がゴルフやゲートボールや水泳などを楽しんだり、旅行に行ったりと、膝痛で悩んでいたころとは比べものにならない生き生きとした毎日を過ごしていらっしゃいます。

患者へのメッセージをお願いします。

膝の痛みや違和感で不安な毎日をお過ごしの方は、まずは医療機関を訪ねることをお勧めします。特に、痛みの強い方やそれが長く続いてしまうという方は、少しでも早く受診しましょう。また、保存療法を続けている方でなかなか改善しないとお悩みの方も、手術という方法もありますので、先生に相談してみてはいかがでしょうか。
人工膝関節置換術を受けた方からは「大変な手術だと思っていたけれど、こんなに楽になるのなら早くやっておけばよかった」「旅行やゴルフができるようになって、明るくなった」など、多くの喜びの声を頂いております。もともとO脚だった方は、手術を受け「痛みがなくなっただけじゃなく、足のラインが綺麗になり、美容面でも改善できて嬉しい」とおっしゃいます。
私たち医師も、患者さんのクオリティ・オブ・ライフ(QOL/生活の質)向上のお手伝いができることに、喜びとともに、大きな使命感とやり甲斐をおぼえます。
膝の痛みでお悩みの方は、お気軽に専門医にご相談いただければと思います。


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