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人工関節とは

リハビリテーション基礎知識

リハビリテーションの目的

関節の安定を保つ役割を果たしている筋肉や腱は、動かさないとすぐに弱ってしまいます。リハビリテーションを行うことによって筋肉を強くし、また関節の動きを良くすることで早く日常生活へ復帰することができます。
足関節周囲筋のうち下腿三頭筋や前脛骨筋などには足関節の安定性を高める働きが高いため、足関節周囲の筋肉を動かしましょう。
歩き方も足関節には重要な要素です。例えば、左右・前後のいずれかに身体が傾いてしまっている場合には、足関節への体重のかかり方が偏ってしまう可能性が高く注意が必要です。そうした問題点が改善されるとインプラントの長期使用が期待できます。

開始時期

手術翌日から、すぐにリハビリテーションを開始するのが一般的です。

リハビリテーションの種類

病室で・・・

  • ベッドの横で膝の曲げ伸ばしを行う訓練

病棟やリハビリテーション室で・・・

  • 専用の機械を使った運動
  • スクワット、歩行練習
  • 階段昇降運動

リハビリテーションのプログラム例

その1
手術当日~3日目:ギプスシーネ固定、患肢挙上、免荷(足趾の運動は許可)、手術翌日より疼痛自制内で両側の四頭筋訓練、両下腿のアイソメトリック運動開始
4日目~:両手が使用可能であればギプスシーネ装着で松葉杖歩行訓練開始(免荷)
10日目~:理学療法士の管理下で支柱付き装具装着の上で1/2荷重(両足立ち) によるスクワット運動開始(1日1回20分、人工関節の圧着と可動域訓練を兼ねた運動)。スクワット運動時以外はギプスシーネ装着
14日目~:腓骨骨切り部の超音波治療開始
1日5回x20分間(適宜増減) 支柱付き装具装着の上でのスクワット運動 支柱付き装具装着の上で20kgより部分荷重開始(20日目~全荷重となり退院)
夜間は3か月間ギプスシーネを装着 背屈以外の運動は4週間禁止、底背屈以外の運動は3か月間禁止

その2
~2週 足関節中間位でギプスシーネ固定、全免荷
2週~ 足関節中間位で短下肢ギプス固定とし徐々に全荷重までアップ。
    歩行が安定したら退院
4週~ U 字スプリント固定
8週~ 制限解除

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