テクノロジー医療の現場でも活躍するスマートフォンアプリ
今や多くの人が利用しているスマートフォン。世帯保有率はついに9割を超えたそうです。かつての「携帯電話」とは異なり、単なる通話の道具を大きく超えて、生活に欠かせない存在になっている方も多いのではないでしょうか。
そして、スマートフォンの爆発的な普及を支えているのが、さまざまな「アプリ」の存在です。
iPhone向けに開発されたものを「iOSアプリ」、Android端末向けを「Androidアプリ」と呼びますが、これらスマートフォン用アプリの数は数百万種類にも上るといわれています。確かに、SNSやゲームはもちろん天気予報から家計簿まで、スマホを開けば何かしらのアプリにお世話になっているのが現実です。
もはや、暮らしのあらゆるシーンにアプリが関わっていると言っても過言ではありませんが、当然、医療の現場でも多様なアプリが活躍しています。
医師や看護師向けの学習支援アプリもあれば、新型コロナウイルスが猛威を振るう中、オンライン診療を支援するアプリも注目を集めました。診察券をアプリに置き換える病院も増え、「非接触」という新常識にスムーズにフィットしています。
また、特発性大腿骨頭壊死症と診断され、2022年に人工股関節置換術を受けたタレントの千原ジュニアさんは、ご自身の手術にAR技術を応用した最新アプリが導入されていたことを番組やYouTubeで明かしています。
患者さん向けのアプリも進化中です。人工関節の手術を受ける患者さん向けに開発されたアプリでは、病院からのお知らせを受け取ったり、日々の歩数を記録したり、入院準備のチェックリストを確認したりできるほか、退院後には個々の患者さんに合わせたリハビリ動画も配信されるなど、入院前から退院後までを支えてくれるのです。
ここで紹介したのはほんの一例ですが、便利なアプリが医療を支える未来は、私たちにとって心強いものです。今後も医療現場でのアプリ活用が一層進み、より安心で質の高い医療の実現につながっていくことを期待したいと思います。
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