人工股関節について

人工股関節置換術とは

人工股関節置換術とは、傷ついた股関節の損傷面を取り除いて、人工関節に置き換える手術です。人工関節は、金属製のステムボールソケット、そしてソケットの内側にはめ込む超高分子ポリエチレン製のライナーでできています。このライナーは、軟骨の役目を果たしているので、ボールをライナーに組み込むことにより、スムーズな関節の動きが得られます。

人工股関節置換術の流れ

統計データ

人工股関節置換術は日本国内で30年以上前から行われている手術です。整形外科では一般的な治療法として定着し、手術件数は年々増えており、今では年間5万例以上にも上ります。また、社会保険庁2008年データによれば、人工股関節置換術を受けられる患者さんの平均年齢は64.7 歳と、比較的高齢の方が手術を受けられていることがわかります。

 

日本における人工股関節置換術 年間症例数

矢野経済2013調査データ

最小侵襲(しんしゅう)術(MIS:エムアイエス)

治療部位の切開(侵襲)の程度をなるべく小さくし、患者さんの体にかかる負担を少しでも軽くしようという手術手法を、最小侵襲あるいは低侵襲といいます。人工関節置換術における最小侵襲では、皮膚を切開する長さを従来よりも小さくする、筋肉を切らずに温存するといった方法で、患者さんにやさしい手術の実現を図っています。

(注記)
最小侵襲は、患者さんの容態や症状等によっては行えないこともあります。また、最小侵襲による効果は必ずしも確約されているものではなく、期待できるという範囲に留まっているものであることをご理解ください。最小侵襲人工股関節置換術を希望される場合には、適応や効果について、担当の医師と十分にお話されることをお勧めいたします。

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