今回のプラザニュースでは、人工関節置換術を受けられた方とスポーツについて取り上げます。
人工関節置換術は大きく分けて、「除痛効果」と「関節機能改善」が期待できる手術です。
近年では人工関節置換術受療年齢の若年化、メタボリック・シンドロームの啓蒙浸透といった背景から、患者さん自身がスポーツの継続を希望するケースが増えているといいます。
2001年から2003年に行われた調査(*1)では、人工膝関節置換術を受けられた方の約6割が、手術後にウォーキング、ゲートボール、ダンス、水泳、ゴルフといったスポーツ活動をしていることがわかりました。
(本調査内では、自宅周囲を歩く程度の軽微な運動はスポーツに含めていません)

では、人工関節置換術後にどのようなスポーツが推奨されるのでしょうか?
国内では一般的に「衝撃性が少なく」「手術前に経験したことのある」スポーツが推奨されているようです。
米国の関連協会(*2)では1999年に次のような調査結果を発表しています。(*3)
| ○ 推奨されるスポーツ | △ 許可されるスポーツ (ただし、経験のあること) |
× 推奨されないスポーツ |
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(*a) 馬蹄を投げる、輪投げに似たスポーツ
(*b) ホッケーの器具に似た専用の円盤と棒を使い、陣取りをするスポーツ
| ○ 推奨されるスポーツ | △ 許可されるスポーツ (ただし、経験のあること) |
× 推奨されないスポーツ |
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(*a) ホッケーの器具に似た専用の円盤と棒を使い、陣取りをするスポーツ
(*b) 馬蹄を投げる、輪投げに似たスポーツ
| ○ 推奨されるスポーツ | △ 許可されるスポーツ (ただし、経験のあること) |
× 推奨されないスポーツ |
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(*a) ホッケーの器具に似た専用の円盤と棒を使い、陣取りをするスポーツ
(*b) 馬蹄を投げる、輪投げに似たスポーツ
(*c) ホールダンス、スクエアダンス、ジャズダンス
適度なスポーツは、骨質改善や筋力増強、俊敏性・バランス性の獲得など身体面の向上のみならず、リラックスや爽快さ、達成感など精神面にも少なからず好ましい影響を与えます。
以前に心得のあるスポーツであれば、あまり過度に不安を持たず、マイペースをこころがけて楽しんでみてはいかがですか?
スポーツの適応と禁忌については、患者さん個々の状況により変わります。スポーツを始める前に、かならずかかりつけの医師に相談しましょう。過度なスポーツは、人工関節のゆるみ、脱臼、摩耗といった合併症を引き起こす可能性もあります。
(*1) 三浦裕正 緒方淳也 松田秀一 岡崎 賢 岩本幸英 人工関節置換術後のスポーツ活動関節外科Vol.25 10月増刊号 2006
(*2) 1999 Hip Society Survey / 1999 Knee Society Survey / 1999 American Shoulder and Elbow Society Survey
(*3) William L.Healy,MD, Richard Iorio,MD, and Mark J.Lemos,MD Athletic Activity after Joint Replacement. The American Journal of Sports Medicine, Vol.29, No.3