人工関節コラム

コラム 13
最近よく聞く「ロコモ」って何?

最近、ロコモという言葉をよく耳にするが一体何のことだろう?
そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。
今回のコラムでは、このロコモをクローズアップ してみたいと思います。

関節・骨をはじめ、運動器の面から健康を考える

ロコモとは、ロコモティブシンドローム(運動器症候群)のことで、身体の運動器を長く使い続けるために(社)日本整形外科学会が提唱している新しい概念です。
人は骨や関節、脊髄、筋肉、神経などによって身体を支えたり、動いたりしています。
こうした器官を総称して運動器といいます。誰しも高齢になれば運動器の機能が低下していくものですが、現代のような高齢社会では、それが要介護などのリスクにつながる大きな要因となってしまいます。そこで、一人ひとりが日頃から自身の運動器の状態を認識し、チェックや早めの対策を講じることで長く健康な身体を維持できるよう発信されたキーワードがロコモなのです。
内臓面から健康を考えるメタボ(メタボリックシンドローム)という言葉はみなさんご存知ですね。ロコモはその運動器バージョン、そう考えればわかりやすいかも知れません。

高齢化の進展でロコモはますます重要に

高齢化の進展と共に運動器の障害も増加しています。運動器障害は痛みを引き起こす要因にもなり、関節痛を主訴とする症例は要介護支援で寝たきりの原因の12%を占めると報告されています。また、最近の調査によれば、変形性膝関節症の患者数は2400万人。骨粗しょう症を含めると4700万人※との予測もあり、運動器疾患の予防は今後ますます重要になってきます。

※ 出典:民族衛生 Jpn J Health & Human Ecology, 2009;75(6):177-178 Yoshimura et al.J Bone Miner Metab, 2009 27:620-628

運動器障害にはこれまで保険収載された運動器不安定症という疾患概念がありましたが、高齢化が進むなかではもっと広い意味での新たな取り組みが必要です。ロコモはそうした背景を受けて生まれた概念といえるでしょう。

日頃から、あなたもロコチェックを

ロコモを意識することが大切なのはわかったが、ではどう気を配ればいいのか? そんな時、判断の目安にしていただきたいのがロコチェックです。同じ年齢でも運動器の状態は人それぞれ。ご自分の現状をしっかりとつかんで日頃からロコモ予防を目指しましょう。

チェックで気になる点があった方は、(社)日本整形外科学会が勧めるトレーニング(ロコトレ)で 状態にあわせた予防・改善を。

詳しくはこちら↓

(社)日本整形外科学会「ロコモパンフレット2010年版」
PDF:1.83MBPDF

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